浜田省吾の「モノクロームの虹」のPVのおっさんの話
私のとても好きな浜田省吾の曲の一つに
「モノクロームの虹」という曲がある。
この曲のPVの舞台はニューヨーク。
タクシーの運転手に扮した浜田省吾が
様々な事情を抱えた客を乗せていく。
その客の中の1人の、黒人のおっさん。
このおっさんが語るのは、
この曲のテーマである「死生観」である。
以下、おっさんのセリフ。
「今日、友人の葬式があってね」
「16才の時からの親友だった」
「死ぬ時は誰もが一人なんだと感じたよ」
「死というのは、
残された者達にとっては意味があるんだな」
「家族を持たない奴の死は、
存在しているかどうか分からなかった人間
が、存在しなくなったってことだ」
「あんた、家族はあるのかい?」
「しかし、逆に生というのは
生きてる本人にだけ意味があるんだよな」
「俺がいまここで生きてるから、
世界は存在して、あんたもそこにいて
運転しているんだよな」
深い…
こんな夜には逢いたい Yaeh…
君に抱かれ眠りたい
どんな未来も受け入れる Yeah…
君がそこにいれば
三流シェフ